TECSとは

TECS(TOPPERS Embedded Component System)は以下を目的に開発された、組込みシステムに適したコンポーネントシステムです。

  1. 大規模組込みソフトウェアの見通しをよくする
  2. ソフトウェア部品の流通性をよくする
  3. 組込み向きの分散フレームワークを実現する

TECSはTOPPERSプロジェクトのTECS WGで開発が進められています。WGの開発物としては、以下のものがあります。

  • 組込みコンポーネントシステムTECS仕様
  • TECSジェネレータの参照実装
  • TECS応用例

以下、開発物を簡単に説明します。

組込みコンポーネントシステムTECS仕様として、以下を規定します。

  • TECS コンポーネントモデル
  • TECS コンポーネント図
  • TECS コンポーネント記述言語(TECS CDL)
  • TECS コンポーネント実装モデル

参照実装として、TECS CDLを解釈して、コンポーネント間を結合するグルーコード、コンポーネントのテンプレートコードなどを生成するジェネレータを開発しています。さらに、RPCやトレースのコンポーネントを生成するプラグインも、参照実装として開発しています。rubyによるパーサジェネレータraccを利用していますが、十分に実用的なものとなっています。

応用例としては、TOPPERS/ASPカーネルのシステムログ機能をコンポーネント化してカスタマイズの容易化を図ることを始めとして、FatFsなどを開発しています。

ダウンロード(TECS簡易パッケージ)

TECSの最新リリースの簡易パッケージを配布しています。この簡易パッケージは、TECS 仕様書、TECS 対応 TOPPERS/ASP を含みます。

TECS 簡易パッケージ
パッケージ TECSジェネレータのバージョン リリース日
tecs_package-20100604.tar.gz 1.0.2 2010-06-07
tecs_package-20090728との違い
tecs_package-20090728.tar.gz 1.0.0.6 2009-07-28
tecs_package-20090612との違い
tecs_package-20090612.tar.gz 1.0.0.3 2009-06-12

ETロボコン用のASPカーネルを含むTECSパッケージはこちらにあります。

TECS 教材(STM32 Primer2 を用いてTECS を学ぶ)

この教育教材は、TECSの基礎を理解すると共に、STM32Primer2を使用して、 TECSを用いたプログラム作成の実習を行うためのものです。 この教材パッケージには、実習に用いるプログラムのソースコードに加えて、 組込みソフトウェアの基礎から、実習環境の構築方法、TECSを用いた基礎的な プログラミングから応用的なプログラミングまで(最終的にMP3プレイヤを作成する) をカバーするプレゼン資料が含まれています。

TECS 教材
パッケージ サイズ リリース日
stm32primer2_tecs_edu-20101129.tar.gz 14MB 2010-12-01

雑誌・記事

  • Interface 2011年7月号、「コンポーネントで組み上げる MINDSTORMS NXT用プラットホームTOPPERS/ASP+TECSを使いこなす」安積卓也、石川拓也
  • 組込みプレス Vol 15. (2009年)、「OSS の組込みコンポーネントシステム TECS を使ってみよう」大山博司、安積卓也

論文紹介

外部リンク