Automotive Kernel Test Suite Package(本テストスイートパッケージ(以下、AKTSP))は、OSEK/VDX OS、AUTOSAR OS、次世代車載システム向けRTOS用を対象とした、 各種テストツール、テストプログラム、テストデータ、ドキュメントの統合体です。
AKTSPは、名古屋大学組込みシステム研究センター(NCES)が、複数の企業と共同で開発したテストスイートで、TOPPERSプロジェクトへ開発成果物としてコントリビュートし、無償公開致します。
(※AUTOSAR関連のソフトウェアを利用する際の留意事項については、こちらをご覧ください)
最新のリリース | |||
リリース名 | タイプ | サイズ | リリース日 |
---|---|---|---|
AKTSP Release 1.2.0 | tar.gz | 156MB | 2023-06-30 |
TOPPERSプロジェクトから、TOPPERS新世代カーネル向けのテストスイートとして、TTSP(TOPPERS Test Suite Package)が公開されています。 ATK2に対しては、TTSPをAUTOSAR仕様にカスタマイズしたAKTSP(Automotive Kernel Test Suite Package)を開発し、網羅的なテストを実施しました。 AKTSPでは、OSEK/VDX仕様に対するMODISTARC、AUTOSARコンフォーマンステストのテスト項目を包含し、より多岐に渡るOSの機能のテストが可能となっています。
ターゲット名 | 開発環境 | |
---|---|---|
プロセッサ(型番) | システム(メーカ名) | |
nios2_dev_gcc |
Nios2 Cyclone IV 開発、教育用キット(NIOS2_DEV_DE2_115) QuartusII 11.0sp1 コンパイラ: GCC 4.1.2 |
|
Nios2 Cyclone IV | NIOS2_DEV_DE2_115(terasic) |
AKTSPはテスト対象とするOSがビルド可能な環境で使用することを想定しています。 ATK2の場合makeやperlなどの一般的なGNUツールに加えrubyが必要になります。
AKTSPの開発を行った名古屋大学 大学院情報学研究科 附属組み込みシステム研究センターのコンソーシアム型共同研究に参加した企業で開発を行いました。