(toppers-users 3011) Re: TECS:作成したコンポーネントを別のプロジェクトで使うとき

Takayuki UKAI tukai @ witz-inc.co.jp
2009年 8月 5日 (水) 17:16:47 JST


白畑さま

鵜飼です

TECSの理解を進められているようで何よりです

> 別のプロジェクトBで既存のコンポーネントを使用するには、
> プロジェクトBをコンポーネント図やCDLで作成する中で
> 必要な既存のコンポーネントを組み込むことになると考えています。
> (CDLファイルなら既存のコンポーネント部分のコードを
> カットアンドペーストでしょうか? もう少しスマートな方法はありますか?)

コンポーネントごとに記述されているCDLファイルならば、
CDLファイルごとプロジェクトの構成フォルダにコピーになります
#これは想定されていると思います

複合コンポーネントの中に配置されるコンポーネントのセルタイプを変更したり、
セルタイプ定義に含まれるセル(実体:cellスコープ)のセルタイプを入れ替えたりする場合は、
CDLに直接テキスト編集で行う手段では、白畑さまの言うように、
カット&ペーストの作業になるかと思います。

CATSが ESEC2009 で発表したZIP-C Toy は、
コンポーネント図からCDLを直接生成することができ、
コンポーネントも絵の繋ぎ替えができるのでスマートです。
ライセンスフリーではないので、現状はCDLを直接更新することになります。

> そうなると、既存のコンポーネントを使用する場合は、
> 既に作っているコンポーネントに相当するCファイルを
> 置き換えるという操作(コピーでしょうか?)をするという
> 考えでよいのでしょうか?
> それとも、なにか別の操作があるでしょうか?

コンポーネントの流通もTECSは意図していますので、
ターゲットに依存したコードが含まれなければCファイルをそのまま持ち込めるかと思います。
どうしても依存部が現れる部分はあると思いますので、
そこは白畑さまも考えているとおり、Cファイルに手を加える操作になります。

> 具体的にどのようなことを想定されているか、もしよければ教えてください。

今後はコンポーネントのバイナリ流通もワーキンググループで検討されます。
現状では、極力CDL(コンポーネント)を汎用に利用できるように
設計することが肝要ではないかと思います。
→CDLファイルをコピーして使うという意味です


Makoto.Shirahata @ jp.yokogawa.com さんは書きました:
> 白畑@横河電機です。
> 
> お世話になります。
> 
> 少しずつ理解してきたところです。
> 
> 質問なのですが、あるプロジェクトAでコンポーネントを作成しました。
> そのコンポーネントを別のプロジェクトBで使用したいときの質問になります。
> 
> TECSでコンポーネントを作成すると
> Cのファイルのフレームワークができます。
> そのファイルに実際の動作コードを記述することで
> 動作するコンポーネントは完成すると考えています。
> 
> 一方、コンポーネント図やCDLファイル上では、そのコンポーネントは完成している
> と考えます。
> 
> 別のプロジェクトBで既存のコンポーネントを使用するには、
> プロジェクトBをコンポーネント図やCDLで作成する中で
> 必要な既存のコンポーネントを組み込むことになると考えています。
> (CDLファイルなら既存のコンポーネント部分のコードを
> カットアンドペーストでしょうか? もう少しスマートな方法はありますか?)
> 
> これをジェネレートするとまたフレームワークのCファイルができます。
> 
> そうなると、既存のコンポーネントを使用する場合は、
> 既に作っているコンポーネントに相当するCファイルを
> 置き換えるという操作(コピーでしょうか?)をするという
> 考えでよいのでしょうか?
> それとも、なにか別の操作があるでしょうか?
> 
> 具体的にどのようなことを想定されているか、もしよければ教えてください。
> 
> よろしくお願いします。
> 
> 


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株式会社ヴィッツ 組込制御開発部
鵜飼 敬幸(Ukai Takayuki)