(toppers-users 3251) Re: 「RSK-M16C-62P(ルネサステクノロジ)簡易パッケージ」のポーティング
小田 純之
oda-yoshiyuki @ jvc-victor.jp
2010年 10月 7日 (木) 10:57:26 JST
斉藤様、今様
ご指摘ありがとうございます。
小田です。
M16C65マイコンで動くことが確認できました。
マニュアルを見直したところ、ウォッチドッグタイマが誤って動いて
いたことが原因でした。
オプション機能選択1番地 (OFS1)の中に「ウォッチドッグタイマ起動
選択ビット( 0:リセット後、ウォッチドッグタイマは自動的に起動、1
:リセット後、ウォッチドッグタイマは停止状態)」があり、これの取
り扱いを間違えていました。
マニュアルには「オプション機能選択1番地 出荷時の値:FF」とあ
ったのでリセットされたらこの値が入ると思っていたのですが、「
.ofsreg 0FFH」という処理を設定しておかないと「00」になるようです。
斉藤様、今様
お忙しい中、色々とアドバイスいただきありがとうございました。
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ビクターテクノブレーン株式会社
システムG システム1チーム(兼 開発G 開発3チーム)
小田純之
E-mail : oda-yoshiyuki @ jvc-victor.jp
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Nozomu Kon <kon-n @ vecc.co.jp> wrote:
> 小田様、斉藤様
>
> ベクトル(株)の今です。
>
> 斉藤様の仰る通りかもしれません。
>
> E8aオンチップデバッグを行っているのでしたら、
> モニタワークRAMとして0x200Byteを使用するので、
> ここにアクセスしていないかを調べたほうがいいかもしれません。
>
> HEWをお使いですよね。
> マップの「section infomation」を表示して、内蔵RAMの
> 使用エリアとモニタワークRAMが干渉していないかご確認ください。
> (モニタの開始位置はE8a起動時に指定できると思います)
>
> 私の場合はデバッグ環境用にコンフィグレーションを立てて、
> モニタワーク動作用のセクションを切ってRAMの衝突を
> 回避するようにしています。
>
> もしくは、スタートアップ用のプロジェクトを用意して、上記問題を
> 解決することもできると思います。
> (モニタ領域を指定する項目があります)
>
> 以上、参考になればと思います。
>
> ベクトル株式会社
> 今 望武(Kon Nozomu)
>
>
> (2010/10/06 19:03), Saito Naoki wrote:
> > 小田様,今様
> >
> > 名古屋市工研の斉藤です.
> >
> > 自分の過去の経験では,
> > エミュレータを使用してフリーズが発生する場合,
> > ・モニタプログラムのROM領域またはワークRAMへアクセスした
> > ・フラグレジスタを上書きする命令をステップ実行した
> > のいずれかが原因として多かったです.
> >
> > キット付属のサンプルとASPとではメモリ使用量が異なると
> > 考えられますので,ひょっとしたらモニタの使用領域へ
> > アクセスしているのかな,と思います.
> >
> > 以上,参考まで.
> >
> > (10/10/06 17:28), Nozomu Kon wrote:
> >> ベクトル(株) 今と申します。
> >>
> >> 私もM16C/65マイコンを使用/評価しているところです。
> >> (当方 JSPですが)
> >>
> >> 状況が詳しく判りませんが、フリーズが起こる状態での
> >> セクション配置はどのようになっているのでしょうか。
> >>
> >> 「sstr.b」の処理では「0クリア」しているだけなので、
> >> 書き込み先のアドレスが不正なのではと推測します。
> >>
> >> どのファイルを入れ替えて動作するのか、
> >> が判れば解決は早いと思います。
> >>
> >> ベクトル株式会社
> >> 今 望武(Kon Nozomu)
> >>
> >>
> >>
> >> (2010/10/06 16:07), 小田 純之 wrote:
> >>> 初めて投稿させていただきます。
> >>> 小田と申します。
> >>>
> >>> RENESAS製 M16C65マイコンにポーティングを行っているのですが、う
> >>> まく動作しないため相談させてください。
> >>>
> >>> M16C/65マイコン「R5F3650TDFB」を使った製品の開発を行っているの
> >>> ですが、aspカーネルを使えないか検討しています。
> >>> 「Renesas Starter Kit for M16C/65」を用いて「RSK-M16C-62P(ル
> >>> ネサステクノロジ)簡易パッケージ」を元にポーティングしてビルドを
> >>> 行いました。
> >>> ビルド環境は以下の通りです。
> >>> M16C Assembler:5.15.00
> >>> M16C C Compiler:6.03.20
> >>> M16C Configurator:3.30.01
> >>> M16C Librarian:1.02.00
> >>> M16C Linker:5.14.01
> >>> M16C Load Module Converter:4.02.01
> >>> HEW:4.08.00
> >>> Windows:WindowsXP SP3
> >>>
> >>> しかしエミュレータやチップで動作確認を行うとスタートアップの
> >>> BSS領域(bss_NE)の初期化処理で「sstr.b」を実行するとフリーズが起
> >>> きてしまいます。
> >>> Starter Kit付属のサンプルプロジェクトにこの処理を移植して動作
> >>> させると正しく動作します(初期化領域を直値で全く同じに設定)。
> >>> 試しにスタートアップの先頭に処理を持ってきて(CPUの設定はリセッ
> >>> ト値で問題無し)実行しても結果は同じでした。
> >>>
> >>> 「sstr.b」を実行するとフリーズが起こることについて何か考えられ
> >>> ること・確認すべき点についてご教授いただけると幸いです。
> >>>
> >>> 以上です。
> >>> 宜しくお願い致します。
> >>>
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> >>> ビクターテクノブレーン株式会社
> >>> システムG システム1チーム(兼 開発G 開発3チーム)
> >>> 小田純之
> >>> E-mail : oda-yoshiyuki @ jvc-victor.jp
> >>> =========================================
> >>>
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