(toppers-users 3250) Re: 「RSK-M16C-62P(ルネサステクノロジ)簡易パッケージ」のポーティング

Nozomu Kon kon-n @ vecc.co.jp
2010年 10月 7日 (木) 08:32:43 JST


 小田様、斉藤様

ベクトル(株)の今です。

斉藤様の仰る通りかもしれません。

E8aオンチップデバッグを行っているのでしたら、
モニタワークRAMとして0x200Byteを使用するので、
ここにアクセスしていないかを調べたほうがいいかもしれません。

HEWをお使いですよね。
マップの「section infomation」を表示して、内蔵RAMの
使用エリアとモニタワークRAMが干渉していないかご確認ください。
(モニタの開始位置はE8a起動時に指定できると思います)

私の場合はデバッグ環境用にコンフィグレーションを立てて、
モニタワーク動作用のセクションを切ってRAMの衝突を
回避するようにしています。

もしくは、スタートアップ用のプロジェクトを用意して、上記問題を
解決することもできると思います。
(モニタ領域を指定する項目があります)

以上、参考になればと思います。

 ベクトル株式会社
 今  望武(Kon Nozomu)


(2010/10/06 19:03), Saito Naoki wrote:
> 小田様,今様
>
> 名古屋市工研の斉藤です.
>
> 自分の過去の経験では,
> エミュレータを使用してフリーズが発生する場合,
> ・モニタプログラムのROM領域またはワークRAMへアクセスした
> ・フラグレジスタを上書きする命令をステップ実行した
> のいずれかが原因として多かったです.
>
> キット付属のサンプルとASPとではメモリ使用量が異なると
> 考えられますので,ひょっとしたらモニタの使用領域へ
> アクセスしているのかな,と思います.
>
> 以上,参考まで.
>
> (10/10/06 17:28), Nozomu Kon wrote:
>>   ベクトル(株) 今と申します。
>>
>> 私もM16C/65マイコンを使用/評価しているところです。
>> (当方 JSPですが)
>>
>> 状況が詳しく判りませんが、フリーズが起こる状態での
>> セクション配置はどのようになっているのでしょうか。
>>
>> 「sstr.b」の処理では「0クリア」しているだけなので、
>> 書き込み先のアドレスが不正なのではと推測します。
>>
>> どのファイルを入れ替えて動作するのか、
>> が判れば解決は早いと思います。
>>
>>   ベクトル株式会社
>>   今  望武(Kon Nozomu)
>>
>>
>>
>> (2010/10/06 16:07), 小田 純之 wrote:
>>>  初めて投稿させていただきます。
>>>  小田と申します。
>>>
>>>  RENESAS製 M16C65マイコンにポーティングを行っているのですが、う
>>> まく動作しないため相談させてください。
>>>
>>>  M16C/65マイコン「R5F3650TDFB」を使った製品の開発を行っているの
>>> ですが、aspカーネルを使えないか検討しています。
>>>  「Renesas Starter Kit for M16C/65」を用いて「RSK-M16C-62P(ル
>>> ネサステクノロジ)簡易パッケージ」を元にポーティングしてビルドを
>>> 行いました。
>>>  ビルド環境は以下の通りです。
>>> 	M16C Assembler:5.15.00
>>> 	M16C C Compiler:6.03.20
>>> 	M16C Configurator:3.30.01
>>> 	M16C Librarian:1.02.00
>>> 	M16C Linker:5.14.01
>>> 	M16C Load Module Converter:4.02.01
>>> 	HEW:4.08.00
>>> 	Windows:WindowsXP SP3
>>>
>>>  しかしエミュレータやチップで動作確認を行うとスタートアップの
>>> BSS領域(bss_NE)の初期化処理で「sstr.b」を実行するとフリーズが起
>>> きてしまいます。
>>>  Starter Kit付属のサンプルプロジェクトにこの処理を移植して動作
>>> させると正しく動作します(初期化領域を直値で全く同じに設定)。
>>>  試しにスタートアップの先頭に処理を持ってきて(CPUの設定はリセッ
>>> ト値で問題無し)実行しても結果は同じでした。
>>>
>>>  「sstr.b」を実行するとフリーズが起こることについて何か考えられ
>>> ること・確認すべき点についてご教授いただけると幸いです。
>>>
>>> 以上です。
>>> 宜しくお願い致します。
>>>
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>>>   ビクターテクノブレーン株式会社
>>>   システムG システム1チーム(兼 開発G 開発3チーム)
>>>   小田純之
>>>   E-mail  : oda-yoshiyuki @ jvc-victor.jp
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>>>
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