(toppers-users 639) Re: config.txt について
Naoki Saito
saito @ nmiri.city.nagoya.jp
2002年 11月 26日 (火) 08:58:02 JST
斉藤@名古屋市工研です.
> > CPUロック状態を割り込み禁止で実現している場合が多いことから
> > 実際のところ差はない様に思うのですが,
> > ここは「割込み禁止で」という理解で良いのでしょうか.
>
> この場所は「CPUロック状態」のままでよいと思います。
>
> 具体的な例としては、SH依存部はgdb-stabと一緒に使うと、最上位割込み(gdb用
> シリアル通信路)を開けたままディスパッチに突入します。こうしないと、CPU
> ロック状態のままターゲットが暴走すると、gdbから^C割込みでターゲットが停
> 止できなくなります。
ご回答ありがとうございます.
なるほど, 「割込み禁止」というのは「NMIを除く全ての割込みを禁止」
ということになってしまうわけで, (gdb-stubと共に使用するなどの)実装によっては
「割込み禁止」では都合が悪くなってしまうわけですね.
「CPUロック状態」と表現すれば(カーネル管理下の)割込みハンドラが起動されない
ことを表現できることになると.
ただ, dispatch() が「CPUロック状態」で呼ばれるとすると,
μITRON4.0仕様で「CPUロック状態ではディスパッチが起こらない」ということと
あわせると, これはどのように理解すればよいのでしょう?
ディスパッチャは「ディスパッチの起こらないシステム状態」のときに起動される.
ということになってしまいそうなのですが.