SafeG-Autoは車載制御システムの統合(ECU統合)のためのハイパーバイザーです。
Safe-Autoは、 RH850/U2A等が搭載するhardware assisted virtualization(HAV)を用いた仮想マシンを提供します。HAVを用いることにより、低い実行オーバヘッドで仮想マシンを実現しています。SafeG等とは異なり複数の仮想マシンを実現する事ができます。各仮想マシンは、空間・時間的にパーティショニングされた環境で実行されます。 空間パーティショニングはHAVが提供するハイパーバイザー制御のMPUにより、時間パーティショニングはTDMAスケジューリングにより実現しています。
SafeG-Autoを用いることにより各仮想マシン内のソフトウェアは統合前のコードから大きな変更なしに動作させる事ができます。
SafeG-Autoの配布パッケージには、仮想マシン内で動作するTOPPERS/ATK2カーネルが含まれています。 そのため、TOPPERS/ATK2カーネル上で実現したソフトウェアは容易にSafeG-Auto上で動作させることができます。
SafeG-Autoの仕様書はここから、 SafeG-Autoのコンフィギュレータの仕様書は ここからアクセス可能です。
最新のリリースでは次のボードに対応しています。
SafeG-Autoの開発はTOPPERSメンバーによって、TOPPERSのGitHubレポジトリで行われています。 ユーザ向けのパッケージはここからダウンロードできます。
最新のリリース | |||
パッケージ | リリース | リリース日 | |
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safeg-auto-1.1.0.zip (Zip形式) safeg-auto-1.1.0.tar.gz (tar.gz形式) |
1.1.0 | 2023-03-21 | |
safeg-auto-1.0.0.zip (Zip形式) safeg-auto-1.0.0.tar.gz (tar.gz形式) |
1.0.0 | 2022-08-01 |
SafeG-Autoの開発に参加している開発スタッフは次の通りです(所属は参加した時点のもの)。
名前 | 所属 | 時期 |
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本田晋也 | 南山大学 理工学部 | 2022年〜 |
山脇公 | サニー技研 車載第2技術部 | 2022年〜 |
※ 開発スタッフの名前は、掲載を了承された方のみ記載しています。