Remoto Link Loader (以下、RLLと略記) は、ターゲットシステムにアプリケー ションプログラムやデバイスドライバといったモジュールを動的に追加、削除、 更新するためのソフトウエアで、TOPPERS/FI4 カーネル上で動作するよう開発されています。
情報処理推進機構(IPA) によるオー プンソフトウェア活用基盤整備事業の採択テーマの1つである「μITRON4.0仕 様に完全準拠し拡張を含むオープンソースμITRON仕様OSの開発」の一環とし て、エーアイコーポレーション が開 発を担当しました。
次の設計目標に従って実装されています。
RLLはこちらからダウンロードできます。
(1) リモートリンク方式
プラグイン、バージョンアップ、アンロードの対象となるモジュールは、サー バでリンクされ、アドレスを決定した後にターゲットシステムに転送されます。 ターゲットシステムでは、転送されたモジュールを該当アドレスに配置し、実 行可能な状態にします。モジュールは特別なオプションを使用しないでコンパ イル、リンクするので、冗長なコードが含まれません。ITRONの特長である小 さなコードサイズで、高速動作を可能にしています。ローパワーのCPUでも利 用可能です。
(2) ダウンロードはリンク単位
モジュールは、サーバでリンクされます。ダウンロードはリンクされるモジュー ル単位で行うことができます。
(3) モジュール間の参照/呼び出し方法
モジュール内の外部参照される関数や変数は、設定ファイルに記述することで、 外部モジュールから参照可能になります。
RLLは以下のターゲットで動作確認されています。
ターゲットシステム |
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MS7727CP01(日立超LSIシステムズ) |
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