機能安全対応自動車制御用プラットフォームの開発

株式会社ヴィッツと名古屋大学大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センターを中心に、1大学・3公設機関・3企業からなるコンソーシアムは、経済産業省の平成18年度戦略的基盤技術高度化支援事業 (中小企業基盤整備機構)の採択テーマとして、「機能安全対応自動車制御向けのソフトウェアプラットフォームの開発」を実施しています。

このプロジェクトは、2006年度〜2009年度の3年計画で実施しているもので、次期自動車制御システム開発で必要になると考えられている機能安全に対応した自動車制御システム向けのプラットフォームを開発し、その標準化を目指します。

この開発では、機能安全に対応した安全機能OS、機能安全に対応した現世代および次世代の通信ミドルウェア(CAN/LIN/FlexRay)、機能安全に対応した次世代例示アプリケーションおよび対象サンプル車両、機能安全対応ドキュメントの4つのサブテーマで開発を行ないます。なお、このプロジェクトの開始を発表したプレス発表文が、こちらにあります。

なお、本事業で開発したソフトウェアおよびドキュメントは、TOPPERSプロジェクトからオープンソースとして公開する予定です。

自動車統合制御用組込みOSの開発

1大学・1公設試験所・4企業からなるコンソーシアムは、経済産業省の平成17年度地域新生コンソーシアム研究開発事業の採択テーマとして、「自動車統合制御用組込みOSの開発」を実施しました。

このプロジェクトは、2005年度〜2006年度の2年計画で実施したもので、保護機能を持った組込みリアルタイムOS、車両通信ミドルウェア、検証スイートの3つのサブテーマで開発を行ないました。このプロジェクトの開始を発表したプレス発表文が、こちらのページにあります。

なお、このプロジェクトで開発したソフトウェアは、オープンソースソフトウェアとして、TOPPERSプロジェクトから配布する予定です。

マルチプロセッサシステムに対応したシステム レベル開発環境の開発

豊橋技術科学大学の本田晋也氏(現在は名古屋大学)は、情報処理推進機構(IPA)の2004年度第1回未踏ソフトウェア創造事業の採択テーマとして、「マルチプロセッサシステムに対応したシステムレベル開発環境の開発」を行ないました。

このプロジェクトでは、システムレベル開発環境SystemBuilderをマルチプロセッサシステム向けに拡張する開発が行なわれましたが、その開発の一環として、JSPカーネルのマルチプロセッサ向けに拡張したカーネルが開発されました。これが、TOPPERS/FDMPカーネルです。

なお本田晋也氏は、この開発により、スーパークリエータに認定されました。認定者リストはこちらにあります。

μITRON4.0仕様に完全準拠し拡張を含むオープンソースμITRON仕様OSの開発

もなみソフトウェアを代表とする企業グループは、情報処理推進機構(IPA)のオープンソフトウェア活用基盤整備事業の採択テーマとして、「μITRON4.0仕様に完全準拠し拡張を含むオープンソースμITRON仕様OSの開発」を実施しました。

このプロジェクトでは、以下のソフトウェアを開発しましたが、開発したソフトウェアはすべて、TOPPERSプロジェクトからオープンソースソフトウェアとして配布しています。

組込みシステム・オープンプラットホームの構築 とその実用化研究

1大学・2高専・4公設試験所・6企業からなるコンソーシアムは、経済産業省の平成14年度即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業の採択テーマ「組込みシステム・オープンプラットホームの構築とその実用化研究」(委託元: 東北経済産業局)として、JSPカーネルの各種のプロセッサへのポーティング、ソフトウェア開発環境の整備、ソフトウェア部品の開発、製品への適用などの研究開発を行ないました。

このプロジェクトは、2002年度〜2003年度の2年計画で実施したものです。その開発成果は、宮城県産業技術総合センター「組込みシステムオープンプラットホーム」のページで公開されています。また、JSPカーネルのターゲット依存部やTINETなど、その開発成果の多くが、TOPPERSプロジェクトのオープンソースソフトウェアに取り込まれています。

なお、2003年6月24日には、それまでの開発成果を紹介するプレス発表を行ないました。その際の関連資料が以下にあります。

組込みソフトウェアのバージョンアップ機能を持ったμ ITRON仕様OSの開発

エーアイコーポレーションを代表とする企業グループは、情報処理振興事業協会(IPA)の平成14年度重点領域情報技術開発支援事業の採択テーマとして、組込みソフトウェアのバージョンアップ機能を持ったμITRON仕様OSを開発しました。このOSを、IDLカーネルと呼んでいます。

IDLカーネルは、IIMPカーネルをベースとして、ソフトウェアモジュールのダイナミックローディング機能を実現したものです。その開発成果の主要部分は、TOPPERS/FI4カーネル上にポーティングされ、Remote Link Loader(RLL)として、TOPPERSプロジェクトから配布しています。

メモリ保護機能を持つμITRON仕様OSの開発

トロン協会は、情報処理振興事業協会(IPA)の平成13年度情報技術開発支援事業の採択テーマとして、メモリ保護機能を持つμITRON仕様OSであるIIMPカーネルを開発しました。

IIMPカーネルは、TOPPERS/JSPカーネルに対してメモリ保護を含む保護機能を拡張したもので、μITRON4.0/PX仕様に準拠しています。オープンソースソフトウェアとして、トロン協会から配布されています。詳しくは、トロン協会のIIMPプロジェクト のページをご覧ください。