TOPPERSプロジェクトでは会員の皆様、TOPPERSにご興味をお持ちの方々にプロ ジェクトの成果や会員が関係する技術・商品・普及活動の最新動向をお知らせ する場として「TOPPERSカンファレンス」を毎年開催しています。
第3回を迎える本カンファレンスのテーマは、「HiQOS(High Quality Open Source)」です。Open Source かつ High Quality な RTOSの探求を意図してい ます。昨年 (第2回)のカンファレンスにおける自由な議論(曼荼羅セッション) を経て、TOPPERSプロジェクトの運営委員で継続的に議論し、たどりついたコ ンセプトを端的に表した言葉です。これまでありそうで実際には無かった新た なRTOSワールドの創造を予感するキャッチでTOPPERSプロジェクトの存在価値 ・目指すべき方向性が一言で表現されています。
この機会に是非カンファレンスに参加いただき、NPO法人設立から3年を経て、 益々存在感を増すTOPPERSプロジェクトを実感していただければ幸いです。
パンフレット | ||
社内掲示、回覧などにご利用ください。
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会 員:10,000円 非会員:15,000円 学 生: 5,000円 |
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9:30 - | 受付開始 |
[基調講演] 会場:瑞雲 | |
10:00 | 開会挨拶 |
10:00 - 11:50 | High Quality Open Sourceの実現に向けて 〜 TOPPERS新世代カー ネルの概要 〜 高田 広章(TOPPERSプロジェクト会長/名古屋大学) |
11:50 - 13:00 | 休憩 |
■午後は二つの会場でセッションがあります。チュートリアルセッションは席 数(約70名)に限りがありますので、ご注意ください。 | |
[セッション(1) オーバービュー] 会場:瑞雲 | |
13:00 - 13:40 | TOPPERS採用製品開発のためのオープンソース統合開発環境 邑中 雅樹((資)もなみソフトウェア) |
13:40 - 14:20 | マルチプロセッサに対するTOPPERSプロジェクトでの取り組み 本田 晋也(名古屋大学) |
14:20 - 14:30 | 休憩 |
14:30 - 14:55 | ロボット教材・雑誌付録基板へのTOPPERS実装・組込ハード&ソ
フト研究会・土日システム開発部・キャリア教育 江崎 雅康((株)イーエスピー企画) |
14:55 - 15:20 | 組込みソフトウェア教育におけるTOPPERSの使い方 山本 雅基(名古屋大学) |
15:20 - 15:50 | 町工場発・小型人工衛星におけるTOPPERSの活用と人材の相互育成 古山 寛一(東大阪宇宙開発協同組合 SOHLA技術開発グループ) |
[セッション(2) チュートリアル] 会場:蓬莱 | |
13:00 - 14:20 | TOPPERSカーネルベースのOSに求められる品質とその検証方法 渡辺 雄一((株)エーアイコーポレーション) |
【概要】 今日の組込み機器では、OSのカーネルに各種ミドルウェア部品を組み合わせて、 プラットフォームを作っています。そのため、カーネルというコア部分の検証 のみならず、各ミドルウェア部品の品質保証、そして全部が結合されたときの OS(システム全体)としての検証が重要です。その一つの方法論を、組込み特有 となるテスト手法やテストツールの活用方法を紹介しながら解説します。 |
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14:20 - 14:30 | 休憩 |
14:30 - 15:50 | FlexRay通信ミドルウェアの解説と活用事例紹介 服部 博行((株)ヴィッツ) |
【概要】 2006年3月に TOPPERSプロジェクト会員向けに「FlexRay通信ミドルウェアパッ ケージ」の早期リリースを開始しました。公開したソフトウェアセットは、 FlexRay通信を実現する通信ミドルウェアばかりでなく、タイムトリガ駆動型 に対応したRTOSとしてTT-OS(Time Triggered Operating System)も含まれています。今回のチュートリアルでは、デモンストレーション装置で駆動しているソフトウェアを例にして、ミドルウェアの特性、利用方法、注意点などを解説します。 |
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[ミニ展示] 会場:平安 | |
15:50 - 17:00 | TOPPERSプロジェクト会員企業による製品展示 同時 間に蓬莱にてTOPPERSプロジェクトの通常総会を開催します。総会に出席され ない方は、ミニ展示をご覧ください。 |
[特別講演] 会場:瑞雲 | |
17:00 - 18:00 | 数理的技法のフィールドワーク 木下 佳樹 (産業技術総合研究所システム検証研究センター) |
【概要】 情報処理システムを開発するための数学的な原理に基づいた技法を、数理的技 法と呼んでいます。形式的技法 (formal methods) および半形式的技法 (semiformal methods) などの開発技法を含み、昨今話題のモデル検査や対話 型証明支援系を用いてシステムを数理科学に基づいて検証する技法も数理的技 法の一種です。 産総研システム検証研究センター (CVS) では産業を含む一般社会におけるシステム開発の現場への数理的技法の導入実験を数年来行なっており、研究所から野外に出て行う活動、というつもりでフィールドワークと呼んでいます。本講演では、数理的技法の概要を説明するとともに、数理的技法の実用化における問題点で、我々が最近着目しているものをいくつか指摘します。 |
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18:00 - 18:10 | 休憩 |
[懇親会 & ミニ展示 ]会場:平安 | |
18:10 | 開会 来賓祝辞、乾杯、歓談など
・ライトニング・トーク(Lightning Talks)
・TOPPERS of the Year 発表 今年は FlexRay通信ソフトウェアセット が受賞しました! ・お楽しみ抽選会 |
20:30 | 閉会 |