(toppers-users 3394) Re: 時間処理関連の確認法
Hiroaki TAKADA
hiro @ ertl.jp
2011年 1月 30日 (日) 02:54:13 JST
こいさん
configure の -tオプションは、Makefileやサンプルプログラムを
置くためのディレクトリです。アプリケーションプログラムのソー
スを置くディレクトリは、-aオプションで指定して下さい。
ただし、前のメールで書いたように、.cfgファイルだけは、オブ
ジェクトを置くディレクトリに置く必要があります。現状、これ
を移動したい場合は、Makefileを修正する必要があります。
高田広章
名古屋大学
(11/01/29 19:57), koizumi yoshiyuki wrote:
> 高田先生
> 有難うございます。我侭を承知で書きました。
> 大変申し訳ありません、ようやくドキュメントが読めるレベルになってきまし
> た。読めば読むほど色んな事が書かれている事が分かるようになりました、努力
> 中です。
> さて、
> 当方の実行結果ですが、うまくいっていません。WindowsXPでCygwinを使って
> います。
> xxxxx
> $ ../configure -T cq_starm_gcc
> configure: Generating Makefile from ../sample/Makefile.
> configure: Makefile exists. Save as Makefile.bak.
> configure: Generating sample1.c from ../sample/sample1.c.
> configure: Generating sample1.h from ../sample/sample1.h.
> configure: Generating sample1.cfg from ../sample/sample1.cfg.
> xxxxx
> $ ../configure -T cq_starm_gcc -A perf0 -U test_lib.o
> configure: Generating Makefile from ../sample/Makefile.
> configure: Makefile exists. Save as Makefile.bak.
> xxxxx
> $
> sample1は成功しますが、test下のアプリを指定するとNGです。
> Cygwinだと駄目なのでしょうかね。前のメールに書いた
> ../configure -Tcq_starm_gcc -Aperf0 -t../test -m../sample/Makefile
> もパス問題なので、Cygwinの関係でしょうかね。
> 別件ですが
> オブジェクトディレクトリとソースのディレクトリを分けたいと考えて下記を実行
> ../configure -Tcq_starm_gcc -Aperf0 -t../test -asrc
> asp/asppにオブジェクトを置き、asp/app/srcにソースを置きたいと考えてい
> ます。結果は-asrc無しと同じです。ソースは別ディレクトリになりませんでした。
> 我が儘を言ってすみません。よろしくお願いします。
> 以上
>
> 2011年1月29日17:32 Hiroaki TAKADA <hiro @ ertl.jp <mailto:hiro @ ertl.jp>>:
>
> こいさん
>
> テストプログラムの取り込み方法ですが、例えば、test_utm1 であれば、
> test_utm1.* をカレントディレクトリにコピーした後、
>
> perl ../configure -T cq_starm_gcc -A test_utm1 -U test_lib.o
>
> でうまくいくはずです。-U test_lib.o が user.txt の 10.3節に記載して
> あります。user.txt が膨大で読むのが大変というご指摘はわかりますが、
> 読むよりずっと苦労して書いていますので、しっかり読んでいただけると
> 幸いです。
>
> configure の使い方は user.txt の5章にあります。../test を指定する
> としたら -a オプションです。ただし、.cfg ファイルだけはカレントディ
> レクトリにコピーする必要がありますので、上記の方法が簡単だと思いま
> す。
>
> syslog からリターンした後に動くのは、logtask とシリアルドライバの
> 割込みです。logtask とシリアルドライバの実行終了を待つためには、
> logtask_flush を読んで下さい。この説明も 8.3.1節にあります。
>
> 高田広章
> 名古屋大学
>
> (11/01/29 15:40), koizumi yoshiyuki wrote:
> > 高田先生
> > こいさんです。
> >
> > 大変失礼な質問をしたことをお詫びします。
> > 恥を忍んで、小生の勘違い、失敗をメモします。
> > TOPPERSを始めた当時一度はuser.txtに目を通しましたが、今回質問したよう
> > な事項が記載されているとは読みきれませんでした。というより、膨大
> な情報の
> > 前に折れてしまい、その後は忘れてしまったのが本音です。今までは、
> 分かる範
> > 囲で使用して来ました。不明事項があると、手元の資料より、net検索で
> 入手し
> > た多少あやふやな情報を元に理解を深めていたのが実情です。
> > 質問後、再度読み直しまし反省しきりです。
> > 1 アプリ名の指定
> > perl ../configure -T cq_starm_gcc -Aperf0 を実行するとsample1の
> ソース
> > を取る込まれません。意図が分からず混乱です。sample1が取り込まれ、実行
> > ファイル名が変わると理解していました。
> > 2 テストプログラムの取り込み
> > 今回の質問で、-Aperf0はテストプログラムが取り込まれるらしいと理解。
> > ならば、-ttestの追加でperf0取り込まれると考えましたが取り込まれませ
> > ん。Makefileが無いと叱られます。そこで、-t../testを実行するとやはり
> > Makefileが無いと叱られます。
> > perl ../configure -T cq_starm_gcc -Aperf0 -t../test
> > 意味も無くsample/Makefileをtestにコピーして再実行
> > 出来ました、出来ました。これでようやく分かりかけました。
> > 3 -Dオプション
> > 「-D ..」では駄目なのですね。
> > -T cq_starm_gccは../targetを探してくれるので、-testでも探してくれても
> > 良さそうです。ならば、-D..これもNGでした。
> > 4 Makefileの指定
> > ../configure -Tcq_starm_gcc -Aperf0 -t../test -mMakefileは正常に
> 動作し
> > す。が、
> > ../configure -Tcq_starm_gcc -Aperf0 -t../test -m../sample
> /Makefileは動作
> > しませんでした。
> > 失敗です。../sample/Makefileのファイル名がMakefile.bakになってし
> まいま
> > した。(ここには不具合がありそうです)
> >
> > このメモは相当整理されています。ここまで来るには、語れない多くの
> 失敗が
> > ありました。何かの役に立てば幸いです。
> > テストには小生が欲しいと思ていた色々なサンプルがあります。sample1のよ
> > うにtest下のプログラムの具体的な使い方の説明(触ってみたい、面白そ
> うと思
> > わせる)が欲しいと思いました。netのTOPPERS使用例も大半はsample1の
> makeと動
> > 作した、動作せずくらいしか書かれていません。testの使い方の説明が
> 欲しいで
> > すね(さくらでも)。TOPPERSでて供されている資料には様々なことが書か
> れてい
> > ます。しかし、最初に見たときは挫折でした、情報が濃すぎる気がして
> います。
> > 利用する立場向けのモノがあると嬉しいですね。(入門、利用者など)
> > 色々有難うございました。先に進めそうです。
> > 以上
> > **
> >
> > 2011年1月28日13:55 koizumi yoshiyuki <koizumiyoshiyuki @ gmail.com
> <mailto:koizumiyoshiyuki @ gmail.com>
> > <mailto:koizumiyoshiyuki @ gmail.com
> <mailto:koizumiyoshiyuki @ gmail.com>>>:
> >
> > 高田先生
> > こいさんです。
> > 有難うございました。ざっと見まして、評価の手法を理解しました。性能
> > 評価用システム時刻は遡らずに動作し、ms以下の時間が0や999に近い処
> > まで変化していればOKとしましょう、これを基準に微小時間待ちのテストと
> > 理解しました。やってみます。
> > テストプログラムで気になることがあります。
> > 1 syslogの完了を待つ事は可能でしょうか。
> > 2 1が可能ならlogタスクよりmainタスクの優先度を高くすると微小時間
> > 読み出しの差分は自分のオーバヘッド(2回読みと評価)と、タイマのカウン
> > トアップだけになり、テスト制度をあげる事が出来ると思っています。(差
> > 分の見積もりが可能)
> > ある意味、組み込みはタイマの精度全ての基準です。この確認を可能限り
> > 正確にしておく必要があると思っています。target_timer_probe_int()の誤
> > りが簡単に見つかる手法を考えていました。
> > nsの待ち処理は命令実行のクロックを算出して、実測が正しい手順でしょ
> > うかね。
> > 追伸、 レベルの低い話ですみません。
> > 小生、TOPPERSはsample1以外は動作させたことはありません。test下のプ
> > ログラムを実行するには、sample1用のconfigureを実行しsample1関連の
> > ソースを削除して、必要なソースをtestからコピー、makeを修正して実行の
> > 手順で良いのでしょうか。
> > testに何かあることは知っていましたが、どう使うのか良く分からずに居
> > ました。
> > 以上
> >
> >
> > 2011年1月28日11:06 Hiroaki TAKADA <hiro @ ertl.jp
> <mailto:hiro @ ertl.jp> <mailto:hiro @ ertl.jp <mailto:hiro @ ertl.jp>>>:
> >
> > こいさん
> >
> > 性能評価用システム時刻の取得のテストは test/test_utm1 に、微少時間
> > 待ちのテストは test/test_dlynse にありますが、test_utm1 は時間が遡
> > らないことのテストで、時間が正しいかまでは見ていません。
> >
> > 時間が正しいか見るには、
> >
> > get_utm → tslp_tsk(xxミリ秒) → get_utm
> >
> > の順で発行して、get_utm の返す値の差が xxミリ秒におおよそ一致してい
> > ることをチェックしてもらえばよいと思います。
> >
> > 高田広章
> > 名古屋大学
> >
> > (11/01/28 10:56), koizumi yoshiyuki wrote:
> > > こいさんです
> > > TOPPERS/ASPを同一アーキテクチャのボードに移植しました。オリジ
> > ナルと
> > > は、CPUのクロックが異なります。又、タイマのHWを変更しました。
> > > TOPPERSの時間関連の処理はタイマ割りこみに時間、性能評価用シス
> > テム時刻
> > > の取得、微少時間待ちがあります。これらが正しく動作しているこ
> > とを確認する
> > > にはどうすればよいのでしょう。
> > > タイマ割りこみ時間はsample1のtslp_tsk(10秒)の時間を計ればよい
> > と思いま
> > > すが、性能評価用システム時刻の取得時間と微小時間待ちの待ち時
> > 間が正しいこ
> > > とはどうすれば確認できるのでしょうか。
> > > これらを確認するためのアプリケーションが入手できればと思って
> > います。
> > > よろしくお願いします。
> > > 以上
> >
> >
> >
>
>