(toppers-users 2786) Re: メールボックスの機能について
TAKADA Hiroaki
hiro @ ertl.jp
2008年 8月 7日 (木) 13:29:09 JST
杉山様
身近なところから指摘を受けたのですが、標準の sample1.h のように
MAIN_PRIORITY が一番高くなっていると、私が前のメールで説明したような動
きになりません。私の説明は、MAIN_PRIORITY が一番低いと想定していました。
MAIN_PRIORITY が一番高いと、次のようになります。このストーリーだと2番
目のメッセージを優先度の低いタスクが受信します。
(1) main_taskが起動
(2) act_tsk(TASK1)で優先度の低いタスクが起動。
(3) act_tsk(TASK2)で優先度の高いタスクが起動。
(4) act_tsk(TASK3)で送信タスクが起動。
(5) slp_tsk()で優先度の高いタスクに切り替わる。
(6) 優先度の高いタスクが、メールボックス受信待ちになる。優先度の低いタ
スクに切り替わる。
(7) 優先度の低いタスクが、メールボックス受信待ちになる。送信タスクに切
り替わる。
(8) 送信タスクが最初に送信したメッセージは、最初にメールボックス待ちに
なった優先度の高いタスクが受信する(TA_TFIFO属性なので)。
(9) 優先度の高いタスクはメッセージを表示し、再びメールボックス受信待ち
になる。送信タスクに切り替わる。
(10) 送信タスクが2番目に送信したメッセージは、先にメールボックス待ちに
なった優先度の低いタスクが受信する(TA_TFIFO属性なので)。
高田広章
名古屋大学
> 名古屋大学の高田 さま
>
> 早速のレスありがとうございました。
> 表示のタイミングについては、大きな勘違いをしていたようで、お恥ずか
> しい限りでです。
> ご指摘の通りTA_TPRIに変更すると、受信は優先度の高いタスクのみに
> なることを確認しました。
>
> パケットの数の件も、大変参考になりました。ありがとうございました。
> ======================================================
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