(toppers-users 1868) 名古屋大学NEXCESS中級コース02「リアルタイムOSを用いたソフトウェア設計技術」開講のお知らせ
YAMAMOTO,masaki
myamamoto @ itc.nagoya-u.ac.jp
2005年 2月 1日 (火) 09:53:26 JST
皆様
山本@名古屋大学です。
名古屋大学では、今年度から、企業の技術者を主な対象として、組込みソフト
ウェア技術者人材養成プログラム(略称: NEXCESS)を実施しています。
TOPPERS教育WGの協力のもと、NEXCESS中級コース02「リアルタイムOSを用いたソ
フトウェア設計技術」を開講することになり、受講生募集を開始しました。
募集のご案内をお送りします。
# 以下のメールは、いくつかのメーリングリストを通じてお送りしています。
# 複数のコピーを受け取られる方にお詫びします。
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名古屋大学 組込みソフトウェア技術者人材養成プログラム NEXCESS
からのお知らせ
Nagoya university EXtension Courses for Embedded Software Specialists
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** 中級コース02「リアルタイムOSを用いたソフトウェア設計技術」**
** 受講生を募集します (〆切 2/10(木) 24:00) **
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組込みシステム技術の研究拠点である名古屋大学は、
「組込みソフトウェア技術者人材養成プログラム(NEXCESS(ネクセス))」
を実施しています。
NEXCESSでは、企業の組込みソフトウェア技術者を対象とした教育を実施しま
す。
企業のニーズに応えるため、学術的な知識に裏付けられた実務的・実践的な教材
を
開発し、初級から上級まで幅広く教育を行います。
中級コース02「リアルタイムOSを用いたソフトウェア設計技術」を
以下の4日間の日程で、開講します。
2005年 3月 3日(木)9:30−17:00
3月 4日(金)9:30−17:00
3月10日(木)9:30−17:00
3月11日(金)9:30−17:00
受講生の募集を、2月10日(木)24:00まで行います。
どうぞお申込み下さい。
内容説明とお申込は、
以下のURLからおねがいします。
http://www.nexcess.itc.nagoya-u.ac.jp/
<<申込受付中の講座>> のお知らせ
中級コース02「リアルタイムOSを用いたソフトウェア設計技術」
■概要
近年、インターネットに接続される組込みシステムが増加しています。
インターネットに組込みシステムを接続するためには、インターネットの標準プ
ロトコルであるTCP/IPプロトコルを用いたネットワークプログラミングの知識が
必要となります。また、組込みシステムの機能が豊富になるに従って、CPUへの
負荷が高まっています。このため、リアルタイム性を確保する設計や実装での工
夫が必要になっています。
このコースでは、ITRON TCP/IP API 仕様のプロトコルスタックであるTINETを題
材に、組込み環境におけるTCP/IPプロトコルを用いたネットワークプログラミン
グを実習します。参加者にはマイコンボード(AKI-H8/3069F)を購入して頂きこの
ボードをターゲットにプログラミングを行います。また、ネットワークプログラ
ミングに先立ってμITRON仕様のリアルタイムカーネルを用いたプログラミング
についても学びます。
また、リアルタイムスケジューリング理論に基づく組込みソフトウェア設計によ
り、リアルタイム性を保つシステム構築を実習します。
このコースは、中級のソフトウェア技術者に最適です。
■到達目標
・リアルタイムOSの特徴を理解
・μITRONを用いたプログラミングの習得
・ITRON TCP/IP API 仕様を用いたプログラミングの習得
・リアルタイムスケジューリング理論を理解
・リアルタイム性を確保するマルチタスクプログラミングの習得
■対象者
・ネットワークへの接続が必要な組込みシステムの開発者
・リアルタイム性を要求される組込みシステムの開発者
■前提条件
・組込みシステムの開発経験があること
・C言語プログラミング経験が1年以上あること
・TCP/IPに関する基礎知識を有すること
■その他の条件
NEXCESS中級コース01および中級コース02の両方を受講された方は、次に開催さ
れる情報処理技術者試験「エンベデッドシステム」への受験を、必須条件といた
します。受験費用は、各自で、お支払い下さい。また、受験の合否に関して、
NEXCESS事務局までご連絡下さい。
この条件に合意する方のみ、お申込み下さい。
NEXCESS中級コースが、組込み技術者の人材養成にとって客観的に寄与
しているかを計測する指標の一つとします。合否情報を個人が特定
されるように利用することはございません。
■教材
・演習用マイコンボード : AKI-H8/3069F
http://akizukidenshi.com/
・開発環境 : PizzaFactory2 Educational Edition, WindowsPC
http://www.pizzafactory.jp/
■費用
\20,000-(演習用マイコンボードとPizzaFactory2の実費)
■場所
名古屋大学 IB電子情報館南棟 285演習室
住所:名古屋市千種区不老町
最寄駅:名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅(3番出口)
■定員
30名
定員を超える受講申込みがあった場合には、選考します。
■開催日時
2005年 3月 3日(木)9:30−17:00
3月 4日(金)9:30−17:00
3月10日(木)9:30−17:00
3月11日(金)9:30−17:00
■内容
第1日目 :高田広章(名古屋大学), 山本雅基(名古屋大学)
本田晋也(名古屋大学)
・開発環境の確認
・基本プログラミング
・ITRON仕様の概要
・ITRON API 解説
・カップラーメンタイマーの開発
第2日目 : 山本雅基(名古屋大学), 本田晋也(名古屋大学)
・TCP/IPの概要
・ITRON TCP/IP 仕様
・TINET(TCP/IPスタック)
・TCPサーバープログラミング
・TCPクライアントプログラミング
第3日目:森田浩(TOPPERSプロジェクト), 森本亮太(TOPPERSプロジェクト)
竹内良輔(TOPPERSプロジェクト)
・RTOSを用いたリアルタイムシステム構築
・実習課題の説明
・開発環境の確認
・話題沸騰ポット作成1
第4日目:中嶋哲(TOPPERSプロジェクト), 竹内良輔(TOPPERSプロジェクト)
・話題沸騰ポット作成1
・レビュー
・リアルタイム性向上のための手法
・タスク負荷の検証と対応
・話題沸騰ポットシステムの割込み対応
(注)本コースは、TOPPERSプロジェクト協力のもと開催します。
TOPPERSプロジェクト:http://www.toppers.jp/
講師は変更になる場合があります。
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NEXCESSは、文部科学省の科学技術振興調整費によって、
名古屋大学情報連携基盤センターが、名古屋大学大学院情報科学研究科の
協力を得て実施するものです。
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お問い合わせ先
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
名古屋大学 情報連携基盤センター NEXCESS事務局
TEL/FAX : 052-789-5284
E-mail : nexcess @ itc.nagoya-u.ac.jp
URL : http://www.nexcess.itc.nagoya-u.ac.jp/
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