(toppers-users 928) Re: GNU開発環境の構築について
松園 敬二
matsuzono_keiji @ tk-bay.ogis-ri.co.jp
2003年 6月 24日 (火) 14:06:37 JST
まつぞの です。
まず確認ですが、沢田さんは
H8 用の GCC をコンパイルするために、
native な GCC をソースからコンパイルしようとしている
のですよね。
(a) H8 用のGCC は Win なバイナリが手に入る
先のメールにも書きましたが、自分でコンパイルしなくても
クロスコンパイラがネット上から入手できます。
(b) native(=for x86) なコンパイラもバイナリで手に入る
cygwin ならば x86 な GCC はバイナリがパッケージになっています。
ソースからコンパイルすることを否定するわけではありませんが
# 実際、自分ではソースからコンパイルしたものを使っています
取りあえず TOPPERS で開発したい、という方は、まずは
バイナリの GCC(+ binutils, gdb) から初めてはいかがでしょうか。
また、cygwin で target を i386-intel-elf とした場合、出来上がったコンパイラが
つくる実行ファイルが x86用 elf (つまり linux で実行できるファイル)に
なるので、いまやりたいこととは違っているのではないでしょうか?
今やりたいことが native な GCC をソースからコンパイルすることだとすると、
host も target も特に指定せずに、
./configure; make; make install
でいいように思います。
# ただ、これだと cygwin で普通に入っているものとバージョンぐらいしか
# 違わないですけど
H8 用のクロスコンパイラを作りたい場合は
Host: cygwin(でもこちらは省略可)
target: h8300-hms-gcc or h8300-hitachi-gcc
とすればよいと思います。
このコンパイラの出力は COFF になります。
# H8 で ELF が嬉しいのは uClinux を使うときぐらいだと思うので
# COFF でよいと思うのですが。
"Hiromitsu Sawada" <sawada @ lnk.co.jp> wrote:
> 若林様
> 沢田です。
> ご助言ありがとうございます。
> 早速、BINUTLSをインストールし、GCC−COREのインストールを行って
> いますが、ターゲット環境名を”i386-intel-elf”としてGCCのコンフィギュレー
> ターをcygwin上で実行しましたが、
> "i386-intel-elf not support "といったメッセージが最後に出ましたが問題はない
> でしょうか。
> makefileはできているようです。
>
** Cut quoted 17 lines by the mail filter. **
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