(toppers-users 2757) [NEXCESS受講生募集〆切 6/20] 専門1「リアルタイムOSの内部構造」
山本雅基
myamamoto @ nces.is.nagoya-u.ac.jp
2008年 6月 9日 (月) 10:04:29 JST
名古屋大学の山本です。
メーリングリストをお借りして、技術者教育のご紹介をします。
同様のメールを複数受け取られる方におかれましては、失礼します。
下記のように、名古屋大学NEXCESSでは,TOPPERS/ASPカーネルを題材に,RTOSの内
部構造を学ぶコースを開講します.
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名古屋大学 組込みソフトウェア技術者人材養成プログラム NEXCESS
からのお知らせ
Nagoya university EXtension Courses for Embedded Software Specialists
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NEXCESSメーリングリストにご加入の皆様
NEXCESS事務局から,受講者募集のご案内です.
名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センターは、
NEXCESS(ネクセス)(*)を実施しています。
(*)NEXCESS:文部科学省/科学技術振興機構の科学技術振興調整費
で実施される,社会人向けの組込みソフトウェア技術者
人材養成プログラム
NEXCESSでは,この度,
専門1「リアルタイムOSの内部構造」を以下の日程で、開講します。
7月17日 (木) 9:15 - 17:00
7月18日(金)9:30 - 17:00
7月19日(土)9:30 - 17:00
本コースの受講生募集を,6月20日(金)24:00 までWebで行います.
コース概要とお申込みページはこちら
http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS/courses/intermediate/H20C01.html
どうぞ,Webからお申込み下さい.
受付終了後に選考を行い,選考結果を6月24日(火)にご連絡します.
■費用
・受講料 無料 (文部科学省の科学技術振興調整費により支払われます)
・懇親会費 : 1,000円 (参加者のみ)
講義初日の講義終了後、クラスの親睦を深めるための懇親会を行います。
任意出席です。 懇親会に出席する方は、懇親会費が必要です。
■場所
名古屋大学 IB電子情報館南棟 285号室
(http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS/access/index.html)
■定員
20名
定員を超える受講申込みがあった場合には、選考します。
■講師
高田広章(名古屋大学)、本田晋也(名古屋大学)
講師は,都合により変更される場合があります.
■概要
最近の組込みソフトウェア開発では、リアルタイムOSが使われることが
多くなっていますが、リアルタイムOSを使いこなすためには、その内部
構造について知っていることが大きな助けになります。
このコースでは、μITRON仕様を拡張・改良したのリアルタイムカーネル
である TOPPERS/ASP(Advanced Standard Profile)カーネルを題材に、
その内部構造について学びます。TOPPERS/ASPカーネルの開発者2名が、
なぜそのような設計にしたかに踏み込んで解説します。また、TOPPERS/ASP
カーネルに導入されたTOPPERS標準割り込みモデルや,リアルタイムシス
テムの性能評価方法と、JTAG ICEを用いたソフトウェア開発環境のセット
アップ方法と使用方法についても学びます。
アプリケーション開発者がリアルタイムOSの内部構造を知ることで、
OSの能力を活かしたアプリケーションの設計が可能になります。また、
性能評価方法を学ぶことで、アプリケーションの正しい性能評価が可能
になり、品質向上につながることが期待できます。
リアルタイムOSを使った組込みソフトウェア開発に従事しているが、
その内部について全く知らないという技術者の方に最適なコースです。
■実習機材
受講者1人に以下の実習教材1セットを用意しています。
・開発用ホストPC
WindowsPC, GCC開発ツール(Cygwin環境)開発環境をセットアップ済
・演習用マイコンボード
日立超LSIシステムズ製 MS7727CP01
http://www.hitachi-ul.co.jp/software/ultra_file/pdf/tengine_cat.pdf
・JTAG ICE
ソフィアシステム製 JTAG ICE UniSTACII/J
http://www.sophia-systems.co.jp/ice/products/UniSTAC_J/
■到達目標
・リアルタイムカーネルの内部構造が理解できる
・リアルタイムシステムの性能評価手法が理解できる
・JTAG ICEを用いたソフトウェア開発環境について理解できる
■対象者
・リアルタイムOSを用いた組込みソフトウェア開発に従事されている方、
従事される予定の方
・リアルタイムOSの研究・開発に従事される予定の方
・(注)過去にNEXCESS上級コース01を既に受講された方は受講できません
■前提条件
・リアルタイムカーネルの使用方法(外部仕様)を理解していること
申込み時にμITRON仕様について知っている必要はありませんが、
開催日までに予習してきていただきます。
・C言語のプログラミングができること
・マイクロプロセッサの基本機能(機械語,割込み)について知って
いること。SH3について知っている必要はありません。
■特記
(1)撮影に関する協力
講義の様子を撮影し、復習・講義改善・電子教材開発へ利用する計画
があります。皆様の画像・音声が記録され,電子教材として配布される
可能性があります。
(2)アンケートに関する協力
講義の前中後に,アンケートや簡易テストなどを実施する場合があり
ます.アンケートは,上司や部下の方へ実施する場合があります.
これらの調査は,本教育の効果に関する研究目的のみで実施し,個別の
データは,配布されません.ただし,個人情報が特定されないよう統計
処理するなどして,論文などで発表される場合があります.
(3)修了レポートに関する協力
受講後,修了レポート(A4サイズで1枚)の提出が,義務付けられています.
修了レポートと引き換えに,修了証を送付します.
NEXCESSの他のコースを受講条件として,修了証を求める場合があります.
■内容
第1日目
μITRON仕様の概要、SH3のアーキテクチャ、
実習環境JTAG ICEのセットアップ
第2日目
リアルタイムカーネルの構造、カーネルの典型的な動作例、
ディスパッチャ、割込み 出入口処理、TCBとレディキューの構造、
サービスコールのコード解説
第3日目
待ち状態を表現するデータ構造、
セマフォコントロールブロックの構造、カーネルの性能評価
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NEXCESSは,文部科学省/科学技術振興機構の科学技術振興調整費によって,
名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センターが実施
するものです.
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お問い合わせ先
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
名古屋大学 大学院情報科学研究科
附属組込みシステム研究センター NEXCESS事務局
TEL/FAX : 052-789-5284
E-mail : nexcess @ nces.is.nagoya-u.ac.jp
URL : http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS/
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