(toppers-users 85) Release 1.1 is now on the web site

TAKADA Hiroaki hiro @ ertl.ics.tut.ac.jp
2001年 2月 24日 (土) 11:13:44 JST


皆様

TOPPERS/JSPカーネルの Release 1.1 を web site に載せました。旧バージョ
ンとの違いを下に載せますが、大きく変わったのは、Windows上のシミュレー
ション環境のデバイスエミュレーションサポートの追加と、V850 のサポート
コードの追加です。あとは、皆さんからご指摘いただいものも含めて、多くの
バグフィックスをしました。

あわせて、web site もリニューアルしました。

ご意見いただければ幸いです。

高田広章
豊橋技術科学大学
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[Release 1.0 と Release 1.0 (patchlevel=1) の違い]

・Windows上のシミュレーション環境の拡張・改善
   + デバイスエミュレーションサポートの追加
   + デバイスエミュレーションサポートモジュールの追加
      - デバイスマネージャ
      - デバイスクライアント用VisualBASICコントロール
   + 一部改良とバグフィックス
      - メッセージの変更(WM_USER → WM_APP)
      - プロジェクトファイルの位置の変更
・V850 のサポートコードを追加.
・cpu_defs.h と sys_defs.h に,ターゲット識別マクロの定義を含める.
・コンフィギュレータのエラーメッセージを日本語/英語選択可能に.
・コンフィギュレータのバグフィックス(固定長メモリプールの問題).
・SH3 のプロセッサ依存部のバグフィックスなど.
・sh3 用の sample1.c を,ロードエラーでCPU例外が起こるように修正.
・Linux上のシミュレーション環境で,タスクからのリターンに対応.
・Makefile 中の CFLAGS からマクロ定義を分離し CDEFS とした.CDEFS は,
 CPP にも渡すので,コンフィギュレーションファイル中で #ifdef が使える.
 これを用いて,スタブ有り/無しの場合のファイルを一本化.
・CPUロック状態でタスク例外処理ルーチンからリターンした場合の仮対処
  (μITRON4.0仕様自身に問題があり,仕様の再検討が必要)
・GNU開発環境構築マニュアルを独立させる.
・コンパイラの警告メッセージを避けるようにソースを修正.
・ドキュメント,コメントの修正.
その他